PageSpeed Insightsの改変(改悪?)について

ども、さとけんです。またGoogleのゴリ押しです……

2018年11月、PageSpeed Insightsの評価方式が激変

PageSpeed Insights(以下PSI)は、Googleによるサイト(ブログ)の高速最適化診断サービスです。

ただし、単純にサイトの表示速度をスコア化したものではありません。『Googleが提案する高速性アップの対策をどれだけ備えているか?』をスコア化したものです。

結構、勘違いをしている人が多いですが、サイトの表示スピードを直接的に表わしているわけではありません。

つまり、Googleが最適と評価する基準が変われば、サイト自体のスピードに変化が無くとも、スコアが悪化することもありえます。

それが今回の評価方式の激変です。

最近のGoogleは回線環境の悪い途上国での高速性を重視している

Googleは米国の企業ですが、インターネットのWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)がビジネスの舞台なので、文字通りワールドワイド(世界規模)の利用者を想定しています。

その中には、これから回線環境やネット環境が整備されていくであろう(つまり今はまだ回線やネットの環境が悪い)途上国も含まれます。

最近のGoogleはそうした途上国でもネットを快適に利用できるよう、低速回線や低品質のネット環境でもサクッと表示されるサイトを推奨し、極端に遅い(重い)サイトの評価を下げることを宣言しました。

そのひとつが、2018年に実施されたスピードアップデートです。

Googleのスピードアップデートは極端に遅いサイトの評価を下げる

これも勘違いされることが多いですが、表示や挙動のスピードが速いサイトの評価を上げるためのアップデートではなく、途上国などでイライラするような極端に表示が遅い(挙動が重い)サイトの評価を下げるためのアップデートです。

加点方式ではなく、減点方式ですね。

2018年10月までの旧PageSpeed Insightsでは、普通にXserverでWordPressのブログを作り、有名テーマとプラグインを入れた程度のサイトであれば、極端に悪い評価にはなりませんでした。

なので、スピードアップデートとは言っても、そこまで神経質に気にする必要はなかった……のですが……

新PageSpeed Insightsは、評価が理不尽なほど厳しくなった

新PageSpeed Insightsは、恐らく途上国での検索体験価値の向上を目標としたツールへと変貌したのでしょう。回線環境の悪い国を前提条件としているため、高速化の評価基準や要求水準が異様に厳しくなりました。

具体的には、3G(第3世代移動通信規格)を基準としています。

日本で3Gの携帯電話サービスが始まったのは2001年。ドコモのW-CDMAです。翌年にKDDIとJ-PHONEが参入。現在は第4世代の4G(LTE)に主流が移行しており、次の5G(第5世代)も2020年を目処に開発が進められています。2022年には、auが3Gのサービスを停止するとのアナウンスがありました。

……とまぁ、日本では3G回線からスマホでネットを利用する人は、もはや少数派とも言えます。家庭や職場は光回線が主流ですし……

日本だけを考えれば、新PageSpeed Insightsの要求は過剰とも言えます。そりゃあ3G回線でWordPressのリッチなサイトを閲覧したら重いに決まってるわけで……

いくら高速化しろと言われても、何でもかんでも簡単に実現するわけではない

PageSpeed Insightsは、初心者の個人事業主だろうが、システム部門を持つ法人だろうが、サイト管理者のスキルの有無も、資金や人材といったリソースの都合もお構いなしに、高速化に必要な最適化のみを提案してきます。

もちろん参考にはなりますが、スコアに一喜一憂して過剰な高速化に走るのは本末転倒と言えます。高速化には、お金も時間もスキルも必要なのです。

最近調子に乗りまくってるGoogleが、あれしろこれしろと好き放題ギャーギャーやかましく言ってきますが、現実的な妥協点の見極めが必要です。

Googleゴリ押し高速最適化(SSL、AMP、新PSI)をダイエットに例えると……

  • SSL化は、食べ過ぎと間食をやめてウォーキングでやせる健康的なダイエット。これはまだ理解できる。
  • AMPは、筋トレとトライアスロンでやせるアスリート的なダイエット。まぁ好きな人がやる分にはいいけど、万人に求めるのはちょっと違う気がする。
  • 新PageSpeed Insightsは、さながら炭水化物抜きダイエット。本来ならば医師による指導のもとでおこなう、病人の治療やリハビリの範疇では……

物には限度というものがあります。新PageSpeed Insightsで高評価を得るために、手間と時間をかけてあれこれ作業を増やすことが果たして本当に必要なのか、正直なところ疑問を感じます。

なんかもう最近のGoogleは、検索順位をチラつかせて自分達の要求をゴリ押しするGoogleファーストという感じです。

高速になれば何でもいいのか?

例えば、新PageSpeed Insightsで推奨される画像規格のJPEG 2000、JPEG XR、WebPはマイナー過ぎて、いくら高速化に効果があると言われても、アフィリエイターやブロガーがわざわざ切り替える価値が本当にあるのかどうか悩ましいところです。

『主な閲覧者が日本在住の人なら、新PageSpeed Insightsが要求する高速化に、そこまで神経質にこだわる必要はないのでは……? そこに手間と時間をかけるなら、訪問者のために良い記事を1記事でも増やすことに使ったほうがいいのでは……?』

そう思わざるを得ない反面、『極端に重い』と判定されてしまうと、スピードアップデートに引っ掛かって順位が下がるのではないか?というジレンマもあります。

スピードアップデートで検索順位に影響が出る可能性

スピードアップデートでは極端に遅いサイトの評価を下げ、検索結果に影響が出るとGoogleは公言しています。

旧PageSpeed Insightsならば低い評価にならなかったサイトが、新PageSpeed Insightsで『極端に遅い』とみなされた場合、検索順位に影響する可能性はあります。

ただ、Googleがサイトの評価に用いる基準がPageSpeed Insightsと同等であるとは言ってないんですよね。検索順位を決定する評価軸と、PageSpeed Insightsのスコア軸、実は無関係ということもあるかもしれません。

今のGoogleはSEO拒絶&有料広告ゴリ押し路線?

AMP以降、Googleの横暴な要求には辟易していました。そして今回のPageSpeed Insightsの改変(改悪?)です。もはやGoogleはSEOを拒絶しているのでは?とすら思うようになりました。

検索結果の上位に表示したければ、PPCで広告枠の上段表示を狙え、と言われているような気すらしてきます。

わかりにくいGoogleアドワーズから、わかりやすいGoogle広告へ改称した意図はPPC路線の強化?

2018年、GoogleアドワーズからGoogle広告へ改称しました。わかりやすい言葉になりました。有料広告ゴリ押し路線で行くための前準備だったのかもしれません。

2018年8月の発狂(コア)アップデート以降、SEOも検索結果表示も当てにならなくなりました。公式サイト系の情報が優遇される傾向が強いのか、当たり障りのない似たり寄ったりのつまらないサイトばかりが上位を占めるようになった感じです。

SEOがどうにもこうにも決まらなくなった今のGoogle検索結果表示では、意図的な上位表示を狙うならPPCで広告枠を買うほうがよほど確実で簡単です。

SEOと違って、PPCによる上段表示は競争入札なので金はかかります。Googleの検索結果で上位表示するためには、テレビCMのように今後ますます高騰していくであろう有料広告を買うしかなくなるのかもしれません。

Googleの顔色を伺うSEOとかAMPとかどうでもよくなってきたかも……

もともとGoogleのやり方があまり好きじゃない僕でしたが…… なんかもうGoogleにいいように振り回されるぐらいならば、いっそSEOも検索結果も知ったことかとそっぽを向いて、好きな記事を書いて好きなサイトを構築するのが健全じゃないかと思い始めています。

『Don' be Evil.(邪悪になるな)』がGoogleの精神性だそうですが、自分達が正義とばかりにゴリ押しを続ける最近のGoogleからは、かなりEvil臭が漂ってきます。

せっかく検索キーワードを入れても、重要な単語を勝手に『含まれない』として無意味な検索結果を出してくる無能っぷりに至っては、Fool(馬鹿)臭まで漂っています。

新PageSpeed Insightsの扱いが決定するまで高速性の診断は停止

そんなわけで、新PageSpeed Insightsの扱いをどのようにするか確定するまで、ブログ健康ドックのスピード診断コースと、スピード診断コースの内容を含むまるごと診断コースは無期限で募集停止といたします。

あんしん診断コース(セキュリティ向上診断)は継続しています。

PageSpeed Insights抜きでいいから高速性を診断して改善提案が欲しいという場合のみ、スピード診断コースやまるごと診断コースをお受けいたします。その場合は柔軟に対応いたしますので、ぜひご相談ください。

PS パソコン画面モードでは高評価なんですけどねぇ……w

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